ファッション界の第一人者MBが嶋村吉洋氏の講演会に出演!その3

ユニクロの成功はなぜ?非主流で攻める逆転の発想とは

こんにちは、新城(あらき)です。

今回でラストとなる、MBさんのゲスト講演会の話。
3回目は、MBさんが語る世の中のファッションビジネスについてです。

ファッションと聞いて、おしゃれをイメージする人が多いと思いますが、ファッションビジネスと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

やはりビジネスという言葉が入っていると、お金が纏わりついてきますよね。
ビジネスの指標と言えばやはり売上高です。

アパレルブランドの世界売上ランキングトップ3
1位 インデックス(ZARA)
2位 H&M
3位 ファーストリテイリング(ユニクロ)
参照:ファーストリテイリング 業界でのポジション 

となっています。

嶋村吉洋も御用達の服屋さん1

引用元:ユニクロ ストアニュース 吉祥寺店

ここ数年でファッションビジネスに突如浮上してきたのが、ユニクロ!
ユニクロが出てきた当初は、『安かろう悪かろう』というイメージを持っていた人がいたかと思います。(新城もそうでした)

今回のファッションビジネスについてのキーポイントは、ファストファッションじゃないユニクロがなぜここまで躍進できたかです。

 

ZARAやH&Mとユニクロのビジネスモデルの違い

なぜお客さんは、ZARAやH&Mではなくユニクロを選ぶのか?

大手2社とユニクロのビジネスモデルの違いについてです。
それぞれの会社の総合力があってこそのビジネス展開をしているので、これからいろんな事業に参入するぞという方の参考になればいいと思います。

 

①流行にいち早く反応するトレンド消費型

嶋村吉洋も御用達の服屋さん2

引用元:Wikipedia ZARA

まず一つ目は、H&MやZARAなどのビジネスモデル。

この2社の強みは、こういう洋服が流行ってるから、こういう洋服を作りましょう!というのが1か月で生産できることです。
パリコレで披露された商品をチェックしたら、それを大量にそして早く生産するラインを持っているのでパリコレに出展した会社よりも早く予に出すことが出来ます!

トレンド商品をすぐに販売して、またその次のトレンドに移れるこのビジネスモデルを、トレンド消費型と呼んでいます。

この2社で大きく影響が受けたのが109。
中国生産を使って同じ手法でトレンド商品を扱っていたけど、中規模の会社だと勝てないというのが事実。

トレンド消費型のスピードがどれだけ大事かがわかってきます。

 

②工業製品の論理で攻めるストック型

嶋村吉洋が推すストック型ビジネス

引用元:FAST RETAILING ユニクロのビジネスモデル

それに対抗して出てきたのがユニクロ!
ユニクロは開発期間が年単位でやっており、10年20年経っても着られる洋服を販売しています。みなさんがご存知のフリースは、10年前からも発売されているんです。

そしてユニクロはトレンド消費型とは逆で、工業製品の論理でファッションビジネスに取り組んでいます。
10年20年愛されている定番品を売っているから、その分コストがグッと下がります。
カシミヤは昔めちゃくちゃ高かったけど、ユニクロのお陰で身近になりますた。
ロングスパンで売っているから安く世の中に提供できる。
だからユニクロは安かろう悪かろうではない。

そして、ロングセラー品だからこそ、洋服の細かいところにまで拘って設計しています。

それは作っている会社からも、「ユニクロさんは本当にすごい!」って言われている程。

ユニクロのウィークポイントはトレンドに追いつけない事だけど、他者にはない強みでファッションビジネスをリードしています。

トレンドに追いつけない分、質は良くても着こなしが悪いとちょっと地味に見えてしまうので要注意ですね。

 

流行に流されなくても、ファッションビジネスは成功する

ファッションビジネスで成功している2つのモデルについて説明をしましたが、流行やトレンドに敏感だから成功するわけではないということがわかりますね。

MBさんは、「質の良いものを世の中に提供するユニクロのいいところを多く説明しましたが、僕はユニクロの回し者ではないので」と、最後まで会場で聞いてる若手起業家へ向けて興味深い講演をされていました。

私自身、なんかビジネスってこうじゃないと成功しないのかな?とか考えていたんですが、結局は本気で成功させようと考えている経営者が成功するのかな?と感じました。

嶋村吉洋さんの講演会には毎回多くのゲストがいらっしゃっているとお聞きしたので、また参加したらレポートしたいと思います。

新城でした。