みなさまは毎日、その日に着る服をどうやって決めていますか?すぐに決められますか?それとも、かなり悩んで何度も試着してから決めていますか?
コーディネートのコツを抑えていれば、毎日、洋服選びにかける時間は必要ありません。
しかも、おしゃれになることで自信も出て、外見だけでなく内面からの魅力でモテモテです。
さて、プロはどんなコツを抑えて毎日コーディネートしているのでしょうか?
今回はプロのファッショニスタの野山さんにインタビューをしてきましたので、それをもとにコーディネート術に関するお話をしたいと思います。
野山さんは、世界的に有名な、某スーツ販売店でNo.1を売り上げた経験がある元ショップ店員で、まさにプロ中のプロです。
今回のインタビューでは、ショップ店員ならではの、服選びや店員さん選びのポイントも飛び出しました。
終始本音でぶっちゃけトークをしてくださった野山さんのお話は、今日からつかえる知識が満載です。
そして、これを実践すればちょっとした違いで誰でもオシャレになれる!
そんなわくわくする時間でした。
あんな話からこんな話まで、さまざまな視点でインタビューした内容をまとめましたので、ファッションが苦手な方や、これからファッションを変えていきたい方はもちろん、すでに自分のスタイルを確立している方も、より磨きをかけていけたら嬉しいです。
初心者でも今日からできる!普段の服をよりおしゃれに見せるテクニックとは
野山さんは、誰もが知っている某有名スーツブランドに新卒入社し、当初は決してお喋りが上手だったタイプではなかったそうです。
それでも、一人一人のお客さまに寄り添う接客スタイルで、当時の売り上げが西日本でNo.1になった実績をお持ちです。
お客さま一人一人と真剣に向き合うために、まずご自身が誰よりもファッションについて学ばれ、お客さまごとのニーズに添える接客スタイルを確立しました。
そんなプロのこだわりポイントを聞いていくと、非常にシンプルな法則を発見しました。
そんな一流の服選びのポイントは果たしてなんでしょうか?
1.一流ショップ店員の経験から語る、服選びのポイント
1.最も大事なのはサイズ感
ーーさっそくですが、野山さんが日ごろから意識されているオシャレの秘訣はなんですか?
野山:ファッションで一番大事なのはサイズ感です。
サイズさえ合っていれば値段が安くてもよく見えますし、逆に、どれだけいいものを着ていてもサイズが合っていないとダサく見えてしまいますからね。
なので、とにかくサイズ選びにつきます。
ーーなるほど!ちなみに、サイズを選ぶ際にどう選べばいいかアドバイスはありますか?
野山:体のラインを意識するといいですね。
サイズ感は「体の横ラインの部分に生地が余っていない」ことが一番大事です。
特に、背の低めな人は大きく見せるためにそういった服を着がちです。
自分がいやだと思っているところこそ、むしろ自信を持って出した方がオシャレに着こなせることは多いと思います。
変に隠そうとするとそっちが目立ってしまうので。それを生かしてやる!というぐらいの気持ちでいたほうがいいですね。
2.サイズ感を知るためには、とにかく試着する!
ーーおっしゃるとおりなのですが、おしゃれに自信がないと、いざ買うとなると本当に似合っているのかよく分からないのが悩みです。
野山さんともなれば、自分はどれが似合うか自分でわかるのでしょうか?
野山:正直、私自身も自分ではわからないんですよ 笑。
なので、絶対店員さんに聞くか、聞ける人を連れて一緒に行くようにしています。
自分で見るのと人に見てもらうのは全然ちがいますし。
ぜひ試着してみてください!
サイズ感や服のラインは着てみないとわからないです。
最近はアプリなどでコーディネートのチェックをする人もいるようですが、私は素直に店員さんに聞いてしまうのがおすすめです。
ーーえっ、野山さんでもそうなんですね!逆にショップ店員さんの立場からすると、お客さまからアドバイスを求められた際にどのように対応していましたか?
野山:私がショップ店員をしていたときによく直面したのは、「似合ってないな」と思っても、「似合ってない」とは言えないんですよ 笑。
そういう場合は、「どうですか?」とお客さまに判断をゆだねるようにしていましたね。
似合ってるときはストレートに似合ってる!と伝えていました。
なので、そういう反応をされたときは要注意かもしれませんね 笑。
ーー店員さんは気遣いの表現がたいへんですね 笑。
ちなみに、野山さんご自身が買い物に行かれる際はどのように服を選ばれているんですか?
野山:私は比較的細身なので、細すぎると頼りない感じに見えてしまいます。
なので、最近はTシャツ一枚でも中に一枚着たりして工夫しています。ちょっとした工夫ひとつで、見た目は全然かわりますよ!
2.ファッションの苦手意識を克服する秘訣を教えます
1.はじめの第一歩を踏み出す方法
ーーファッションが苦手な方でも勇気を持ってチャレンジする第一歩のアドバイスはありますか?
野山:この子に褒められたらうれしいなという子と一緒に買い物に行くといいですよ 笑。
もちろんファッションのアドバイスをしてくれる人は厳しい人の方がいいので、アドバイザーも一緒に行くと一番いいですね。
やっぱり褒めてもらったり、雰囲気変わるねって言ってもらえたらうれしいじゃないですか。
ーーですね、めちゃくちゃモチベーション上がります!
でも、本当に自分に似合う服ってあるのかなぁ?って自信がない方もいるかなと思うのですが。
野山:どんな人にも絶対似合う系統があります。今までいろいろな人のファッションを見てきたので、これは絶対です。
たとえば、太ってるけどめちゃくちゃおしゃれという人や、小さくてもオシャレという人はいますよね?
ファッションは公式みたいなものなので、それがわかってしまえばすごく楽しいですよ。足し算、掛け算みたいなものです 笑。
その系統を見つけるためにも、別の人の目線で服を選んでもらうのは大切です。
2.サファリ系ファッションの第一歩は?
ーー日本人がサファリ系ファッションを取り入れるときに大事にするべきポイントはありますか?
野山:まずは色ですね。肌と服の色は相性があるので、外国人の似合う色と日本人の似合う色は違います。
スタイルは同じでも、色を少し変えてみると日本人に合うサファリ系ファッションができるかもしれません。
ーー色に関しても、やはり試着してみるのが大事ですか?
野山:そのとおりです。肌との相性があるので、ぜひ別の人に見てもらいましょう。
あとは骨格に関していえば、O脚とかX脚などの自分の骨格に合わせた服選びも大事です。
3.ショップ店員さんならでは!安くてもおしゃれな服選びのポイントは?
1.安い服でもオシャレはできる!?
ーー少し話は変わりますが、服を買ってみたけどうまくいかないことがあるんです。やはり安い服を買うとそうなってしまうものでしょうか?
野山:そんなことないですよ。今はユニクロでもGUでもいいものがある時代なので。
ユニクロのスーツでもサイズさえ合っていればおしゃれに着こなしている人はおられると僕は感じます。
また、もし安く仕上げたければ、最初はセールの時期をうまく活用するといいかと。
安く買い物をするならセール時期を狙うか、アウトレットに行って買う!僕もいつもそうしていましたね。
ーー工夫が大事ですね!逆に、ここにはしっかりお金をかけた方がいいという部分はあったりしますか?
野山:アパレル時代に、「お金を持ってそうだな〜と判断するのは、靴と時計とカバンなんですよ。
なので、もしお金をかけるなら、まずは靴ですね。
何足か持っていれば長い期間使えるので。
服もそうですが、同じものでも気に入ったものであれば何着か持っておくといいですよ。
回し着することでで長持ちしますので。
実は私も今履いているパンツは学生時代に買ったものなんです 笑。少し値段はしましたが、複数枚持っているので、長持ちしてて元はとれてます!
2.超重要!店員さん選びのポイントは?
ーー最後になりますが、さきほども店員さん視点の話を伺いましたが、こんな店員さんに聞くといいよというアドバイスはありますか?
野山:自分が、この人の服装かっこいいなと思った人がいいと思います。
あとは、はっきり言ってくれる人がいいかもしれないですね。売れる店員さんは服の話ばっかりしないんですよ。
こっちが聞いてからはじめて服の話するぐらいのほうがよく売れます。
そういう店員さんは、お客さまが店内に入って来られた時点でお客さまを見極めています。
明らかに服を探しに着てるなという人にはすぐ服の話をしますが、そうでない方はまず雑談です。
買ってくれなくても全然いいので、自分のファンを作っている店員さんが良く売れていました。
シメのひとこと
野山さんのお話を聞き、安い服でもオシャレは楽しめるのだという自信が生まれたのが印象的でした。
なにか特別なことをされているわけではなく、シンプルに「サイズ感を意識すること」と、「自分でわからなければオシャレな人や店員さんに素直に聞く」ことが大切なのだと感じました。
今はまだ自分のファッションに自信がない方でもポイントを抑えておしゃれの道の階段をのぼっていきましょう。
【参考URL】
参考にしたインタビューブログ
https://ddnavi.com/interview/467302/a/